冬になって寒いので、
寝室を移動しようかと
夫と話をしました。
田舎の家なので、部屋数はあるのです。
使っていないベッド(セミダブル)も。
なので
「じゃあ、使っていないベッドをふたつ、
寝室にする部屋に持ってこようかなぁ」
と、わたしが言いました。
「そうだなぁ」と、夫は言いました。
というわけで、
わたしは、寝室予定の部屋を片づけました。
片づけながら、
『使ってないベッドだけど、その上に客用布団とか置いてる。
押し入れにもどすのも、ちょっとイヤだなぁ。
なぜなら、自分たちが使う部屋はもう決まってて、
押し入れのある部屋にはほぼ行かないから、空気が動かない。
空気が動かないと、湿気がたまりやすい気がするんだよなぁ。
湿気がたまると、カビやすいよねぇ。
いつのタイミングで兄貴とかが来るかわからないし、
そのままにしておいたほうが面倒くさくないかなぁ。
それに、使ってるベッド(シングル)を動かせば、
その部屋を掃除しやすくなるし、
大掃除になって、風通しがよくなるじゃん?』
みたいなことを、
つらつら思ったり考えたりしました。
仕事から帰ってきた夫に
片づけた部屋を見てもらって、
「がんばったじゃん」とほめられました。
だけど、ベッド移動の段取りについて話しはじめたら、
うまく話がかみ合わなくて。
夫が、いらいらしながら言いました。
「あの部屋の作りと、あのスペースで、
どうやってベッドを組み立てるの?
余裕がないと、組み立てにくいし、
無理にやると怪我したり、壁とか傷つけちゃうよ」
みたいなことを、単語を変えたりして
くり返し言いました。
わたしは、なんか、「もやもや~」としてきて、
「視界」がかすみがかったみたいになってきました。
そこで、わたしはきづきました。
「わかった! これが『くどい』だ!」
夫は言いました。
「そうだよ、俺はくどいんだよ」
あたりだ!! わーい! ってなりました。
うれしくなったので、つづけました。
「この『くどい』って、どんな『いろ』なのかなぁ?」
「うーん、そこまで考えると、頭おかしくなりそう」
「そっか。
うーん、いま、『くどい』がわかったけど、
おぬしが着てるパーカーの色(明度彩度の低い色)と
結びつけられたりするのかな?」
「さぁ、どうかなぁ」
「『くどい』だから、
9回くらい繰り返して言う、って意味かな?」
「わかんねぇ。語源ってどうなってんだろ?」
ということで、翌日しらべてみたら
いろんな説がありました。
ざっくりまとめると、
ねっとりした気分をまじえて、
何度もくりかえし言うこと。
言う側は、自分自身のイメージを再確認しながら、
相手にも伝わるよう事細かに言う傾向がある。
言われた方は、
何重にも粘性の強いペンキを
ぬりかさねられるような感覚に陥ることで、
重苦しい、ふさがれるような気分になって
暴れて取り払いたい衝動に駆られることがある。
みたいな感じかなぁ。
てか、そもそも
なんで夫が「くどい」になったかというと、
わたしが説明不足のままに話を進めたから。
片付けをしながら、わたしのなかでは
「使っているベッドを移動させる」になった。
それを説明しないまま話をしたため、
イメージの共有がなされなかった。
夫の中には事前に
「セミダブルのベッド2台を移動させて組み立てる」
というイメージがあったのだけど、
それがどんどんぼやけていって「???」になった。
だから、改めてクリアにするために、
何度も繰り返し言わざるを得なかった。
で、それをやられたわたしは、
クリア(「シングルベッド2台動かす」)だったのが
夫の話を聞いて「???」になっていったので
「もやもや~」になった、ってことかなぁと。
事前情報の共有がなされないまま、
おたがいにわかろうとした結果、
「さかさのかがみ」みたいになった、みたいな?
なんにせよ、
「くどい」が「わかる」して
「うれしい」って、わたしがいうのをみて、
夫が「よかったなぁ」ってわらってくれて、
それをみてもっと「うれしい」になりました。
夫は「こまやか」で
わたしは「おおざっぱ」。
この両極の「あいだ」をうめる(つなぐ)のが「ことば」。
「ことば」を使いこなす、という意味での「ことのは藝人」。
だから、ブログを始める際、プロフィールに
「ことのは藝人」になりたい。
って書いたんだな?
わかったぞー!