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よんで、あじわって、かく。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「読む」ってなに? その5

『 新版 「読み」の整理学』 外山滋比古著 気を取りなおして。 本が読まれなくなった、とか、活字離れがおきているとか、そういう声が聞こえてくることを憂いていらっしゃる。 なぜそういう現象が起こっているのかを探っていくなかで、「読み方」という行為…

「読む」ってなに? その4

『 新版 「読み」の整理学』 外山滋比古著 「読む」についてをさらに深掘りしたくて読みました。 わたし、思いました。 これは、「日本語」を推しまくっている本だ!! と。 めちゃくちゃ熱いものを感じました。 去年、この本を書店で見かけて気になったので…

「待つ」ってなに?

『ちょっとフレンチなおうち仕事』 タサン志麻著 『本を読めなくなった人のための読書論』に、「食べる」ことと読書をリンクさせて書かれていたところがありました。 読み終わったあと、うちにある本たちをぼんやり眺めて、何気なく手に取ったのが、このフレ…

「読む」ってなに? その3

『本を読めなくなった人のための読書論』 若松英輔著 もうひとつ。 哲学者の柳宗悦さんが、「民藝」という言葉を世に送り出した、と書かれていました。 「民藝」とは、「民衆的工藝」の略語で、無名の人々が作った工藝品ということ。 「藝」を漢和辞典で調べ…

「読む」ってなに? その2

『本を読めなくなった人のための読書論』 若松英輔著 若松さんは、「ことば」「言葉」「コトバ」をそれぞれ定義して説明してくださっていました。 それをもとに、わたしなりに、以下のように解釈してみました。 ———————————— ①「言葉」 意味のある音や形とし…

「読む」ってなに?

『本を読めなくなった人のための読書論』 若松英輔著 書く、の次は、「読む」ってなんだろう? と思って読みました。 驚いたのは、本は「種子のような状態」という表現があったこと。「書く」のときに読んだ本『読みたいことを、書けばいい』から受けたイメ…

「書く」ってなに?

『読みたいことを、書けばいい』 田中泰延著 書く、という行為について知りたいと思って読みました。 「書く」とは、書き手自身を凝縮して「種」にすること。 「読む」とは、読み手という「土壌」に、読み手が選んだ「種」を蒔くこと。 種は発芽し、育ち、開…